おつかれ様です。
賀茂神社について書いた時、『どこかで会ったような気がするこま犬さん』に傾注していた仲良しです。
今回は"こま犬"に関して新たな発見をしたので書いてみたいと思います~。
▶賀茂神社のこま犬さんの復習
神社LOVE♥の仲良し。
これまでもよく神社へお参りしていたのですが、こま犬さんについてそれほど意識していませんでした。
ですが、賀茂神社のおじさんこま犬(失礼)に出会ってから、他のこま犬さんの様子がどうも気になって仕方がない。
ということで、最も多くお参りしている仙台東照宮のこま犬さんも確認することにしました。(宮城県仙台市青葉区)


▶仙台東照宮のこま犬さん登場
さぁさぁ、こま犬さんに会いに行きましょう。
いつも無意識でお参りしているとはいえ、こちらのこま犬さんは賀茂神社のような個性的な様子ではないと記憶してますよ。
口を閉じているのは『吽形』のこま犬。
うん、新しいこま犬さんですねぇ。胸元がこんもりしています。
石の彫りが美しいですねぇ~。
毛のロール感や足の毛のシャバシャバした部分もかわいらしいです。
口を開けているのは『阿形』です。
あらっ!鈴がついていますか?かわいいですねぇ。
胸元から足にかけては筋肉質のように見えますよ。鈴とのギャップ。。
仙台東照宮の御祭神は徳川家康ですので、葵の御紋がついています。
ふむふむ・・・説明書きがありますねぇ。
▶仙台東照宮、そこはこま犬ラビリンスの入口だった
「獅子狛犬大建立」
獅子?狛犬? ちょっと待った!
賀茂神社のこま犬さんの時、獅子舞の顔に似ているような気がしたんですけど、こま犬って犬ではないの?
獅子=ライオン系なの?? なぜ『獅子』と『狛犬』と2種類の存在なの?
ヒントはもう1つの台座に彫ってありました。
獅子:口を開き耳を垂れる
狛犬:口を閉じ耳を立てる
画像を並べてみます。


どうでしょう。今度は横顔を・・・


おおおお!口だけではなく耳も違う!
ん?ということは、獅子なのになぜ"狛犬"っていうんだろう。
すぐ調べてみました。
▶狛犬なのに獅子・狛犬がいるわけ
6世紀の頃、仏教が日本に伝わってきた時、仏像とその前に置く獅子の像2頭が入ってきたそうです。
両脇で仏様を守る守護獣ですね。(※エジプトのスフィンクスも守護ライオン)
その後、奈良時代まで神社にも獅子2頭を飾る習慣が続いて、平安時代の初めに『獅子&狛犬』の組み合わせが始まりました。
正しい組み合わせは『獅子&狛犬』ですが、時々『獅子だけ2頭』という古い組み合わせの所もあり、その理由はわかっていないとのことです。
(参考)京都国立博物館のHPをご覧ください。
https://www.kyohaku.go.jp/jp/dictio/choukoku/komainu.html
こま犬さんの角がある、ない…については、古い時代のものは角がついていて、その後簡素化されていき、昭和になると角がないものが多くなったとのこと。
なるほど~。。
江戸時代に作られた賀茂神社のこま犬に角があった理由もわかりました。(やっぱり角だったのか~)
今度神社へお参りした時は、ゼヒ、こま犬さんの様子を見てみて下さい。
仲良しもこれを機会に『こま犬ラビリンス』を楽しもうと思います。
それでは今日はこの辺で。
みんな仲良し